カナダのボーディングスクールの魅力
私立『ボドウェル高校』のご紹介
最近人気のボーディングスクールとは、ずばり『全寮制の学校』のことで、男女別々の寮で24時間体制でサポートしてくれる学校を指します。国や地域、学校によりサポート内容は多少違いますが、このような学校をボーディングスクールと言います。
今回はバンクーバーにある人気の高校、ボドウェル高校(Bodwell High School)について詳しくご紹介していきたいと思います。
学校概要
ボドウェル高校は、1991年に設立された、BC州政府認定の私立の高校です。Grade 8~12(日本でいう中学・高校の学年)まであり、毎年全世界45か国以上の国から生徒を迎え入れています。主に留学生を多く受け入れており、2021年現在ではカナディアンは10%に満たない人数で、アジア系とノンアジア系留学生が残りを半分ずつほどの割合だそうです。
場所はバンクーバーのダウンタウンより、シーバスという公共交通機関の船で12分ほど海を渡ったノースバンクーバーという、自然がたくさんで、かつ裕福なエリアに位置しています。
全寮制ですので敷地内で生活もできて安心です。国際色豊かで、高校生のうちから異文化を理解し、受け入れ、真の国際人として将来活躍する為に最適な環境。
また2017年に新しい校舎が完成し、最先端の教育環境も整っています。(シアター、カフェテリア、体育館が2つあり、音楽室や図書館はもちろんのこと、バスケットやテニスコート等のスポーツ施設、サイエンスラボ・室内プールも完備。クラスルームにはスマートボードも備えられています)
生徒数 | 約650名 |
クラス平均人数 | 20名 (最大24名) |
入学時期年3回(3期制) | 9月・2月・7月 (ESL生のみ11月・4月入学も可) |
入学基準 | 過去3年間の成績 が平均3.5以上目安 |
◆オススメポイントその1◆
小人数制で留学生へのサポートが手厚い!
公立高校に比べたら1クラスが少人数(平均20名。公立は30~40名)で、先生はしっかり「生徒が理解しているかどうか」まで見てくれて、理解するまできちんと教えてくれます。またボドウェルへ通った生徒さんのお話では、先生が個別で資料まで作って教えてくれた、ということもあったそうです。
また悩みや進路などの相談は各国の言語を話すカウンセラーさんがおり、日本人の方ももちろんいらっしゃいます。
◆オススメポイントその2◆
全寮制で安心!
寮のセキュリティはしっかりしており、門限もあるので遠く離れて暮らす親御さんは安心ですね。寮にも、寮長やカウンセラー(カウンセラーさんはボドウェルは生徒50~80名に対して1人。公立高校は500~1000人に対して1人)の方も常駐しています。またカストディアン(未成年の方のご両親の代わりに、近くにいるカナダでの法的保護者の役割をしてくれる人)も学校の方がしてくれて緊急の事態に対応してくれるので安心です。
何といっても、同じ不安を抱えた留学生同士、たくさんの仲間と一緒に朝起きて食事をし、生活をするので生徒さんにとっても心強いこと間違いなしですね。
◆オススメポイントその3◆
進学に有利なAPプログラムを採用!
Bodwellをおすすめします大きなポイントは国際バカロレアプログラム(通称IB:International Baccalaureate)https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/ ですが、Grade 8-9の学年のみとなっております。現在では、Grade10-12に関しては、IBよりAP(Advanced Placement)プログラム https://bit.ly/3FmqPX8 の方を重視されてます。理由としましてはAPプログラムの方がそれぞれの生徒さんによって、コースをカスタマイズできるという点で、大学進学へ最大限有利になる様にガイダンスができるという点です。IBは成績が悪い場合、通常のプログラムを受講していた方が、有利になるケースもあるそうです。
またこちらの学校の優秀な大学進学率はトップクラスです。卒業後はUBC (University of British Columbia: バンクーバーで一番の大学)や、トロント大学、シアトル大学など他にも優秀な大学へ進学しています。日本に帰国した生徒さんは英語や他の語学で有名な東京外国語大学、上智大学、慶応大学他、有名大学に多くの方が進学されています。
気になる学費、公立高校との比較(2021年現在)
ボドウェル高校 | バンクーバー公立高校 | |
授業料 | $26,000 (1年40単位) | $16,600(1年32単位) |
滞在費 | $19,000(全寮制) | 年約 $12,600(ホームステイ) |
健康保険 | $1,075 | $1,100 |
制服代 | $1,000 | ― |
アクティビティ費 | $900 | 適宜 |
IT費用 | $600 | 適宜 |
ダメージFee | $1,000 | 適宜 |
ボドウェル高校に通ったNさんの体験談
最初は公立高校に通っていましたが、学校には1年通い、友達の紹介でBodwell高校に転校しました。
- 授業の内容はどのように感じられましたか?
ESLのレベルは4つに分かれていて、英語がある程度出来るようになれば普通のクラス(高校卒業に必須の授業)を取れるようになります。
1クラスの生徒人数も限られているので、先生が生徒一人一人みてくれていると感じたし、分からないことを先生に聞きやすいです。授業だけじゃ理解できない所がある場合はtutor(家庭教師)もつけることが出来ます。授業はEnglish・数学・social studies・science・体育・アートの他にlaw(法律)や演劇、音楽、economic、心理学など選べる授業が沢山あります。
Bodwellは色んな国から来た生徒に囲まれた環境なので、カナダのことはもちろん、他の国の文化や言語も学べることができます。Bodwellのおかげで世界中に友達がいます。
- ボドウェルの授業の内容はどのように感じられましたか?
ボドウェルの英語ESLのクラスはレベル分けされていて、授業内容はいつもレベルより少し上の内容でした。
数学は日本人であれば難しくないとおもいますが、English12 (グレード12がとるクラス)や社会やケミストリーなどはすごく難しいなど感じました。
最初に行っていた高校はペースがとても早く、先生も生徒が理解してるかしていないかもチェックせず進めていたのですが、ボトウェルはもっと丁寧で生徒一人一人に合わせた授業でした。
その後大学に進学して、大学の内容はとても簡単だと感じました。(高校の選択授業で心理学や法律など既にとっていたので)
授業内容も生徒がわかり易く工夫されていてボトウェルの先生は生徒一人一人みてくれているイメージ。生徒がしっかり理解できるまで教えてくれて、授業外にでも時間をさけてくれたり生徒それぞれに合わせた資料を作ってくれたりしてくれていました。
- 課外活動について
オーケストラやバンドは朝礼の時に披露したり、Talent showというイベント(ダンス、バイオリン、ピアノ、歌、poetry など自分のタレントを全校生徒に披露するイベント)もあります。
高校卒業に必須なvolunteer hourというものもあり、決められた時間以上のボランティア活動をしないと卒業できないシステムになっています。学校のイベントをお手伝いしたり、掃除したり、学校の近くにあるオーガニックのカフェで働いたり、動物愛護センターでお手伝いしたりなど、授業外でも色んなことを経験する機会がありました。
もう一度高校をやり直せるなら、最初からボドウェル高校に通いたいです。
Nさんインタビューありがとうございました!
◆まとめ◆
さて、いかがだったでしょうか。少しハイエンドな学校というイメージかもしれませんが生徒へのサポートはバツグンで環境も良く、たくさんの留学生と交わり異文化交流・理解をできるという点において、若いうちからこの経験をできるということは、お金には代えがたい、プライスレスな経験だと思いませんか?
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