コープ留学成功の秘訣

はじめに

みなさん近年話題のコープ留学という制度をご存じですか?

近年カナダで有給インターン経験ができると大学生や社会人を中心に大人気になってきている留学プログラムが「コープ留学」です。

コープ留学と聞くと、「海外の現地企業で有給インターン」というフレーズをよく耳にします。コープ留学は「海外企業のオフィスで働くことができる」というキラキラしたイメージを思い描く方も多いのではないでしょうか?

ですが最近、そんなキラキラしたイメージとは裏腹に「仕事が見つからない」「結局飲食店でのアルバイトしかできない」など、コープ留学へのマイナスイメージもよく耳にするようになりました。なぜでしょうか?

今回はこれからコープ留学を検討されている方向けに、失敗しないコープ留学の秘訣についてお話しようと思います。

コープ留学について

まずはじめにコープ留学について改めて簡単にご説明します。

コーププログラムとは、簡単にいうと海外で勉強もでき、働くこともできる留学プログラムのことです。

コーププログラムとは主にカナダのカレッジ、日本でいう専門学校・短大のような教育機関で提供されています。コースの中にインターンシップが組み込まれており、専門分野を学習した期間=インターンの期間(バンクーバーは原則有給)となります。

専門的な勉強をした後に、学んだ専門分野に関する業種でインターンシップとして実務経験を積めることがコーププログラムの最大の特徴です。

みんなが理想とするコープ留学

語学留学とは違う、周りと差別化できる留学

コープ留学最大のメリットは、実際に海外で働く経験ができることです。学校で学ぶだけではなく、実際に英語を使って仕事をすることにより英語力+αの経験を積むことができます。

ワーホリでも海外で働く経験はできますが、アルバイトは接客系の仕事が多くなります。コーププログラムの場合は、原則学んだ専門分野に関する職種でインターンシップをするので、オフィスワークなどアルバイトでは難しい職種で働くことも「可能」です。

実際のコープ留学

Youtuberの無料写真

コープ留学と聞くと上記のようなメリットを思い浮かべる方が多くいると思います。

ですが、実際にコーププログラムを受講している方の話を聞くと「想像と違った」「思っていた以上にハードだ」という声をよく耳にします。

そのようなギャップはどこから生まれてきているのでしょうか?

英語力が足りず授業についていけない

→英語を学ぶ留学ではない

コープ留学と聞くと上記のようなメリットを思い浮かべる方が多くいると思います。

ですが、実際にコーププログラムを受講している方の話を聞くと「想像と違った」「思っていた以上にハードだ」という声をよく耳にします。

そのようなギャップはどこから生まれてきているのでしょうか?

理想とする仕事が見つからない

→日本でいう職業体験のインターンとは違う

「有給インターン」と聞くと、日本でいう「職業体験」のようなものが想像されがちですが、実はコープ留学の就労期間で行われるインターンはそのような「職業体験」インターンではないことをご存じですか?

一般的に日本のインターンは期間も短期間ものが多く、会社があくまでも「インターン生」として学生などを受け入れる職業体験要素の強いインターンが多いかと思います。

ですが、コープ留学の就労期間で行われるインターンはそのような「職業体験」のような要素は一切なく、正式ないち従業員として扱われます。

→学校卒業後の就職は保証されていない

コープ留学に来る前の方で中には、「卒業後のコープ先は学校が用意してくれるだろう」と考えている方もいるのではないでしょうか?

もちろん学校によってはコープ先を斡旋してくれたり、コープ先を提案してくれるところもあります。しかしながら、学校が紹介してくれる会社は学校が提携を結んでいる会社に限られるため、種類も少なく、自分自身の希望する職種がないことも多々あります。

コープ先を探す際は、自分自身で求人を探し、応募し、面接を受けるということがあくまでも前提とされているのですが、意外とこの部分を勘違いしている留学生は多いです。

→海外は日本と違い経験重視

海外の企業では、日本のように「採用してから教育する」という文化はほとんどなく、即戦力重視のため、これまでの経験がとても重視されます。

そのため大学生や社会人の方で「未経験だけど興味のある専門分野で海外でオフィスワークをしてみたい」という方も多くいるともいますが、「英語がペラペラまたは職歴がある」方でない限り、専門分野でのオフィスワークをみつけることはかなり困難です。

コープ留学の理想と現実のギャップを埋めるためには、失敗しないために

これまで色々とコープ留学のネガティブな面を話してしまいましたが、この理想と現実のギャップは自分自身の努力と行動次第でいくらでも埋めることが可能です。

英語力はあることが前提

カレッジの授業は、基本的に英語力はあることが前提で授業が進められます。もちろんですが、文法やライティングの授業はありません。

事前にできる限り英語の勉強をし、コープの座学期間は事前に学んだ英語のアウトプット期間だと考えたほうが良いでしょう。また渡航前に英語力を高めてから渡航したほうが、授業も確実に授業が身になりますし、苦労も減ります。

また、アルバイトにおいても、どんな職種でもやはり最低限の英語力は求められます。仕事探しの面からみても、英語力をできるだけ高めてから来たほうが希望の仕事も見つけやすいでしょう。

仕事は受け身では見つからない

先ほどもお話しましたが、コープ留学の就労期間で行われるインターンでは会社からいち従業員として扱われます。そのため、仕事を見つける際は留学生の中だけで仕事を取り合うのではなく、現地の人とも仕事を取り合うことになります。

そのためもちろん受け身では仕事は見つかりません。仕事探しの際は、自ら積極的に情報を取りに行き、行動する必要があります。これは座学期間にも言えることですが、授業もただ受けているだけでは知識の定着は難しいです。

限られた留学期間の中で受け身の体制でいるのではなく、「今自分にできることは何か」を常に考えて行動することが大切になってきます。

座学期間から関連職種のアルバイト(働ける期間が長くなる)

やはり会社側も同じ条件の人が応募してきた場合、長く働いてくれる人を優先して雇います。そのためビザの有効期限が残り短いと、それだけ仕事を探すのも難しくなります。

特にプログラムの期間が短い人は、コーププログラムの座学期間から関連職で経験を積むとかなり有利になるでしょう。座学期間からそのまま、コープ期間まで雇ってもらえる場合もあります。

また、学校卒業後座学期間のアルバイト先と同じ会社で働かなかったとしても、関連職の経験を座学期間中に積めることは大きな、即戦力重視のカナダでコープ先を探す際に大きな強みになります。

コープ留学はしっかりとした計画性を持ち、常に早め早めの行動を心掛けることが成功の鍵となるでしょう。

横のつながりを広げることも大切

カナダでは人脈もとても大切です。カナダ自体仕事をみつけるときにコネクションを利用する社会であるため、仕事探しにおいても人脈を広げることで有利に働きます。実際にカナディアンは人の紹介で仕事をゲットすることも多く、カナダの雇用主も人からの紹介が一番楽だと思っていることもあります。日頃から人脈を広げることを意識し、あちこちにアンテナを張り巡らせておくとコープ先を探すときに有利になるかもしれません。

まとめ

今回は失敗しないコープ留学の秘訣についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

マイナスなイメージを持たれることもあるコープ留学ですが、全ては自分自身の行動次第次第です。自分から積極的に動き出す行動力があるかどうかで留学生活は180度違うものになります。

コープ留学に関する詳しい情報が知りたい方や、留学相談などありましたらぜひエンジョイカナダにお問い合わせください。

Kurumi

留学を目標に大学に進学するも、2年連続で交換留学が中止に。留学への夢を諦めきれず、大学を休学してカナダへ渡航。現在はコーププログラムを受講し、バンクーバーにあるカレッジでデジタルマーケティングを勉強中。現地のカフェでも働いています。

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