カナダの高校生活
〜学校編〜
こんにちは、カナダのBurnabyの高校に通っている高校生です!今回はカナダの高校の授業のシステムについてご紹介していきます!主にBurnabyの高校の授業についてになりますが参考にして頂けると嬉しいです:)
選択科目ってどんな科目があるの?
カナダの高校では自分の好きな授業を選べます。学校によって選択可能な教科は限られているので学校のホームページで確認して、自分の取りたい授業がある学校を選ぶのがいいと思います。ここではユニークで日本にない選択授業の例をご紹介したいと思います!
☆留学初期におすすめなコース
ここでは、留学初期の留学生に人気のコースをピックアップしてみました!
- Baking
お菓子作りができるコースです。私は選んだことがないクラスなのですが、とても人気なクラスです。1クラスの間にカップケーキやクッキー、パンなどをグループで作るクラスで、留学生に人気です。英語に自信のない子はがっつり授業っという感じではなく同じグループの生徒たちとコミュニケーションをとり、楽しみながら英語を学べ、友達が作れるためおすすめです。
- Food studies
Bakingはお菓子作りだけですが、Food Studiesでは料理を作ることができます。留学生だけのイベントの時にFood studiesを受けている生徒たちが料理してイベント参加者のランチを用意してくれました。
- Acting/Theater
演劇のクラスも人気です。イベントがあった際には、生徒の前で披露する機会もあったりするので素敵な思い出作りにもなります!
- Choir
合唱のクラスはRemembrance dayの集会や学校のイベントで歌います。フレンドリーな子も多い印象なので友達も作りやすいと思います!
- Computer
Computerを扱うクラスにはWeb page designを学ぶクラスやprogramingを学ぶクラスなど様々な種類があります。デジタル社会の今だからこそ需要の高いクラスです。将来のためにもパソコンの使い方を学べる機会が授業としてあるなら挑戦してみたいですよね!私はBusiness Computer Applicationのクラスを取っていてそのクラスでは将来仕事でパソコンを扱う上で必要なGoogle productsなどの使い方や応用の仕方を学べます。私はパソコンに慣れていないし苦手なのですが、この時代パソコンが使えないと将来不安だなあっと思ったのパソコンやITの世界に興味がなくても選択してみました!すごく難しいですが、将来情報社会を生き抜くための大事な能力と知識を得ている気がします(笑)
- Robotics/Gaming/coding/woodwork/metalwork/drafting/Animation
ここでは日本では”技術”の授業に分類されるものをまとめてみました。興味のあるかたも多いのではないでしょうか!大きな学校では授業の種類も豊富で、設備も充実しているので将来このような分野の仕事につきたい方にはおすすめです!
- Garageband/ instrument(guitar,orchestra )
音楽面も豊富です!自分の楽器がなくても学校が貸してくれるので安心です。
- Art
日本の美術の授業と同じような感じですがArtにも種類があります。例えば、Ceramics & Sculpture, Drawing、Designなどです。
- Languages
手話、韓国語、中国語、スペイン語、フランス語などがあります!日本ではなかなか学べないことなので興味のある方は是非!
- Dance
私の学校ではダンスは初心者用クラスとDance Companyという経験者のクラスがあります。私は去年初心者用のクラスで、今年はDance companyに入っています。Dance CompanyにはHIPHOPとComtemporaryの2種類があってオーディションに受かれば入ることができます。これもコースの一つです。ダンスクラスでは年に一回発表会lがあってそこで踊ったり、Dance companyはその他の集会などで踊る機会があります。発表会では自分達でヘアセットやメイクアップをしました!すごく思い出に残る経験になりました:)
- PE
体育は日本のような厳しさはなく、ずっとゲームをするって感じですドッジボールやサッカー、バドミントンなどをゆるくすることもあります。Weight Trainingのクラスもあって、筋トレの道具は豊富です。体育の遠足ではクラスでゴルフ場に行ってゴルフをしました。近くの自然豊かな公園に行ってscavender huntをしたりもしました。友達作りにピッタリなクラスです!
☆大学のためにメリットになるコース
- Business
Business 系はEconomics, Accounting,Entrepreneurship,Financial など細かく分類されていて、自分の興味のある特定の分野について学ぶことができます。Accountingでは学校の売店で店員をして商売を学ぶなどユニークです。私はEconomicsを取っていて経済の基本的なことを学んでいるのですが、とても勉強になるなと感じています!
- Leadership
このクラスではリーダーシップや積極性を向上したい子たちがイベントの企画だったりを学ぶクラスです。たくさんの大学で積極性は必要とされるので興味のある方はぜひ!
- Peer tutoring
Grade 11-12になると年下の子たちに数学や英語などの授業で教えたり、先生の手助けをするクラスです。リーダーシップや責任感、コミュニケーションスキルなどたくさんのスキルを培うことができます。先生によっては仕事がなければ自分の課題などをやらせてくれたりします、教師の仕事に興味がある方は間近で先生について学べる絶好の機会です!日本人は日本語のクラスでもできると思います!
- Council (9時間目として選べます、活動が授業ではなくて休み時間や放課後なので)
これはコースとしてとれる学校だと、ちゃんと単位がもらえます。生徒会と同じような団体で学校でのイベントを考えて企画したり、Grade12 のためのcouncil(grad council)だとpromやgrade12の思い出づくりのイベント計画をしたりします。これらは放課後やランチタイム会議があってそれにちゃんと参加したり、放課後の活動に参加して成績がつけられます。学校によると思うので先生やカウンセラーに聞いてみたり、学校のホームページをチェックしてみてください!私はGrad councilをとり始めましたが、イベントのためのポスターをたくさん作らなくてはならなかったり、決めないといけないことがたくさんあったり大変です。しかし、単位が多く取れたり大学受験に有利になるかもです!
☆主要教科
- Math: Stastifics, Pre calculus ,Calculus, Foundation
Foundationは数学を使う職業(大学専攻)につかない人で、数学を使う職業の人はPre calculusかCalculusをとります
- Science: Biology,Chemistry,Earth Science, Physicsなど
*数学と理科では関数電卓を頻繁に使うので用意しましょう
- English: Writing,Reading , Grammer , Literary studiesなどから選べます
- Social studies: History,Geographyの他にもLaw studies, Psychology,CriminologyなどもSocial studiesです
APとは?
APとはAdvanced Placementの略で、このクラスをとって一年の最後にテストを受けそれに受かれば、大学の単位として得ることができます。つまり、大学での単位を先取りできます。例えば数学のAPを取って最後のテストに受かると、大学一年の数学の単位を持っていることになるので大学でその授業を受けなくていいんです!その時間大学で他の教科の授業をとることができるので選択肢がより広がります。また大学受験の時に評価されます、なぜならAPは難しいため大学に自分が”チャレンジした”ということを見せることができるからです。ただしそのAPの単位が有効なのはアメリカとカナダだけ(例外もあります)なので、アメリカとカナダの大学に行きたい人、または大学の単位有効にならなくても大学にアピールしたいっ!という人はとるべきです。
APの取り方はサマースクールなどを使ってgrade10と11と12のその教科を終えてgrade12(grade11からでも)の時にgrade12まで終わっている状況でAPをとるか、Honors というクラスからAPをとる形がベーシックだと思います。学校によるとも思うので、入学した時にカウンセラーにどうやったらAPを取れるか相談してみてください!どの授業をいつ取ればいいかなどのプランを考えてくれると思うので、それに沿って授業選択をすればバッチリです:)
APにも数学、生物、化学、経済、アートなど色々あるので自分の興味のある分野にチャレンジしてみてください!
Graduation Requirementって?
高校卒業に必要な必修科目をGraduation Requirementと言います。必修科目を全て受けないと卒業できません。”州の名前 highschool graduation requirement”で検索したり、学校やDistrictのホームページにて確認できます。必修科目を全て取れるようにも授業選択には気をつけましょう。
中には、CLE (Career life education)、CLC(Career Life Connection)という進路学習のようなクラスも含まれます。BC州だと30時間以上work experienceとしてボランティアしないと卒業できません。留学生は働けないのでカウンセラーにどんなボランティアがしたいか言って探してもらいましょう。
教科書の違いは?
教科書が図鑑みたいな重さなのでデジタル教科書を使う先生も多いです。パソコンやタブレットがあると広い画面で見やすいのでおすすめです。数学や理科では教科書を使いますが英語や社会では教科書がないこともあります。(プリントワーク)
教科書は学校から貸し出されるので一年たったら返さないといけないので、汚したり書き込んだりしないようにしましょう!
クラスってどんな感じ?
クラスはカジュアルな雰囲気です。カナダは移民の国なので『カナダ人の概念ってなんなんだろう??』と思ってしまうぐらいみんなルーツがさまざまです。なので留学生が英語に難しさを感じてしまう場合でも生徒たちは優しくサポートしてくれます。私の友達も幼い頃に移民として家族でカナダに来て英語を学んだそうなので私が英語でうまく伝えられない時も、『わかるわかる!難しいよね』と共感してくれたり、教えてくれたり、私の言いたいことを読み取ろうとしてくれたりします。なので『まちがえてるかな?』とか思わず自分の意見を言ってみようと思える素敵な環境です!先生も協力的なのでわからないことをどんどん質問して意欲を見せましょう!先生たちと仲良くなって損はないです(笑)グループワークをすることもあれば個人で進めるか課題があったりもします。
テストはある?
先生と教科によります!基本的にユニットごとのテストがあります。先生によってはユニットごとに小さいテストをしてtermごとにテストをしたり、Final examで一年の全範囲をテストします。不安だなあっと思ったら先生に聞いてみてください!小テストは基本的なことしか聞かれないので心配しすぎる必要はありません。テスト前は先生から出された課題、教科書、ノートを見直しておけば大丈夫です。
課題は?
日本みたいに”教科書のここの問題解いてきて”とか”ワークの何ページから何ページ”とかよりはプレゼンテーションの準備をしたり、エッセイを書いたりが多いです。一週間ぐらい作業時間があるのでその間に終わらせて提出するという形です。エッセイやプレゼンテーションのスライド作りなどでパソコンやタブレットは必須になると思います。
まとめ
今回は高校の授業について詳しくご紹介しました!たくさん不安なことがあるとは思いますが、わからないことはとにかくカウンセラーや先生、友達に聞きましょう。聞いて損することもないし私もしつこいくらい聞きに行っているので(笑)また、学校、District、州のホームページでリサーチをしっかりしたり、自分がどんな分野に興味があるかを書き出してみたり、どの授業をどの学年で取るかをしっかり計画しておくと安心です。日本とは全然違うシステムだったり授業があるのでとても楽しいですよ:)
ここまで読んでいただきありがとうございました!それではまた次のBLOGで!