【カナダ高校留学】ELLとは?高校留学はオススメ?カナダの高校にある留学生向け英語クラスや高校留学のメリット・デメリットについて徹底解説!
ELLとは、「English Language Learner」の略で、第二言語として英語を学んでいる生徒のことを指します。そんな、カナダの高校に留学している留学生が、現地の生徒と一緒に学ぶ上で必要な英語力を準備できるように提供されているプログラムがELLプログラムになります。
今回は、カナダの公立高校で留学生向けに用意されている英語クラス「ELLプログラム」「カナダ高校留学のメリット・デメリット」について説明していきます。
カナダ公立高校の留学生向け英語クラスについて
カナダの公立学校には留学生向けの語学研修クラスがあり、英語学習を行うことができます。
現地のネイティブの生徒たちと一緒に授業を受けられるレベルまでの英語力をつけることが目的とされており、英語力を高めてからアカデミックな授業に移行することができます。しっかり現地でアカデミックな授業を学べる土台作りができるので、英語力に自信がない方でも、個人のレベルに合わせてスキルアップができ、安心して学習に取り組むことができます!単語・文法・リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング・理科や社会の授業を受けるための英語の授業など、ネイティブの生徒と授業を受けるための準備を総合的に行うことができます。
そして英語力が一定のレベルまで達したら、現地のネイティブの生徒たちと同じ授業を受けることができます。
言い換えると、規定レベルに到達できるまでは、卒業に必須の授業や一部選択科目の受講ができなかったりします。ELLは卒業に必要な単位としてカウントされない場合がほとんどですので、卒業までに必要単位を取り終えられるよう自分で計画を立ててしっかりと語学の勉強を行うことが大切になってきます。
カナダ公立高校のカリキュラムについて
カナダの公立高校のカリキュラムは、必修科目と選択科目で構成されています。英語、数学、理科、社会などの必修科目に加え、選択科目には生徒の興味やスキルを伸ばすための特別プログラムが存在します。自分の才能や興味を探求し、楽しくて有意義なコースを見つけることができるのはカナダの高校ならではの魅力です!
また、授業は単位制を採用しています。州によって卒業するために必要となる単位数は異なり、カナダの留学先として人気のブリティッシュコロンビア州では卒業するために80単位の取得が必要となっています。
入学方法
公立高校に入学するためには、日本で在学していた(もしくはしている)学校からの成績証明書と、学校・学区への出願書類が必要になります。その他必要な書類は学校・学区により異なるため、事前に確認しておきましょう。更に費用のお支払い、学校入学許可書の発行、学生ビザの申請手続き、ビザの発行許可書の発行を済ませたら、カナダに向けて出発するのみです。
また、カナダの学校は毎年9月から1学期が始まり、翌年の6月に修了となるのが一般です。入学時期は、一般的には1学期目の9月~、2学期目の2月~となります。入学時期に合わせた早めの準備を心がけましょう。
カナダの学校のメリット
カナダは教育水準の高い国であり、質の高い授業が整っています。そのため、現地の人の約90%が公立高校に通っていると言われています。個人のレベルに合った高品質の教育プログラムでスキルアップが期待できる点は、大きなメリットと言えます。
また前述にもある通り、選択科目のラインナップが充実しています。マーケティングや美容、お料理やダンスなど、自分の個性にあった科目を自由に選択できます。自分の才能や興味を探求し、楽しくて有意義なコースを見つけることができます。
また、多様性を受け入れる文化が根付いているため、校則が日本ほど厳しくないのも良い点と言えます。服装や髪型、髪色、バッグやシューズなど、学校指定のものではなく自由に選択することができます。
カナダの学校のデメリット
カナダの学校は給食がないので、その点をデメリットに感じる人もいるかもしれません。州や学校によっては有料で注文できる場合もあるようですが、多くの学校では給食がありません。そのため、保護者は毎日子どもにお弁当をもたせる必要があります。毎日お弁当をもたせなければならないのは、保護者にとっては負担に感じるかもしれません。
また、校則が厳しくない反面、洋服やシューズなどを一通り用意するのも、少し手間に感じるかもしれませんね。
まとめ
全体的にカナダの学校は、高品質の教育と、個人の成長のための機会が多く存在するため、ELLの学生にとって素晴らしい選択肢になると言えます。しかし、カナダの公立学校の要件をよく理解し、選択することが重要です。知識と準備を備えることで、ELLの学生はその教育経験を最大限に活用することができます。