【カナダで仕事探し】採用率がアップするレジュメの書き方

1. はじめに

カナダで仕事探しをするには、英語でのレジュメ作成は避けては通れない大事なステップ。でも「どうやって書いたらいいの…?」「採用してもらいやすいレジュメの書き方が知りたい」、そんな方に向けて、本記事ではカナダで求められるレジュメの基本的なポイントや、作成のステップ、そして返信率・書類通過率を上げるコツを詳しく解説します。これからカナダで仕事探しをしようと思っている方、今仕事を探しているけどなかなか見つからない方、必見です!

2. カナダと日本のレジュメの違い

個人情報の記載項目

日本の履歴書では、顔写真や生年月日、性別、婚姻状況など、詳細な個人情報の記載を求められることが一般的です。一方でカナダのレジュメではこれらの個人情報は記載NGです。カナダの人権法に基づく雇用差別を防ぐため、応募者の年齢や性別、外見などが採用判断に影響を与えることを防ぐためです。移民が多く個人を尊重する文化のカナダならではのやり方で、日本の常識とは全く違いますよね。

フォーマット

日本の履歴書は基本的にフォーマットが固定されていて、コンビニや文房具店などで販売されている市販の履歴書用紙に手書き記入することが伝統的な方法ですよね。一方、カナダでは決まったフォーマットはなく、自分でWordやCanvaなどで作ることが一般的です。

時系列の順番

日本の場合は、学歴や職歴は上から古いものから新しいものに記載することが一般的です。しかしカナダでは全く逆で、学歴や職歴は上から新しいものから古いものに記載します。

用紙のサイズ

日本の履歴書はA4サイズもしくはB5サイズが一般的ですが、カナダのレジュメのサイズは「レターサイズ(8.5インチ × 11インチ(215.9mm × 279.4mm))」です。Wordなどで作成する場合、デフォルト設定でA4になっている場合が多いので、サイズを合わせることを忘れないようにしましょう。

3. レジュメ作成のステップ

次にレジュメを作成するための具体的なステップを順を追って説明します。

①レジュメのフォーマットを選ぶ

フォーマットはシンプルで読みやすいものが望ましいです。フォントはArialやTimes New Romanなどの、標準的なもの、文字サイズは10〜12ポイントを基準にしましょう。Canvaはレジュメのテンプレートが豊富にあるのでおすすめです。

②連絡先情報(Contact)

まずは名前、電話番号、メールアドレス、(職種によってはLinkedInのプロファイルリンク)を記載します。前述した通り、カナダでは顔写真や生年月日、性別、婚姻状況など、詳細な個人情報の記載はしません。

③職歴要約(Summary)

職務要約では、応募する職種に関連した経験やスキルを簡潔にまとめます。箇条書きでも文章でも問題ありません。基本的に雇用主は一人ずつのレジュメを全てじっくり見るのわけではなく、まずはこの職歴要約(Summary)を読んで、それ以降を読み進めるかを決めることが多いです。そのため職歴要約(Summary)では、あなたがどんな人なのか、どのようなスキルや経験を持っているのか、それらがどのように応募するポジションに役立てられるのかを、簡潔かつ明確に記載するようにすることがコツです。

④職歴(Experience)

職歴(Experience)は日本とは逆で、新しいものから古いものの順に記載します。それぞれ「どこで」「どんなポジションで」「どれくらいの期間」働いたのかを記載しましょう。職歴(Experience)欄を記載する際の注意点は、全ての職歴を書くのではなく、関係のある職歴のみを記載することです。またどんなことをやっていたかはポジション名を見れば一目瞭然なので、役割だけではなく成果も具体的に書くと効果的です。例えばレストランのサーバーポジションであれば、単に「Took orders and made special menu selections」を何をしたかだけを記載するのではなく、「Took orders and made special menu selections for 50+ customers a night」などと、数字を入れることでより具体性と説得力が増します。

⑤学歴(Education)

学歴(Education)欄には職歴同様に上から新しいものから古いものの順になるように、学校名・専攻・在学期間を記載しましょう。もちろんカナダの学校だけではなく、日本の学校についても書いてください。

⑥スキル(Skill)

スキルは募集要項(Job Description)を読んで、求められているものと自分が持っているスキルを見比べて、合うものを記載すると良いでしょう。例えば、コミュニケーション能力(Communication)、チームワーク(Team Collaboration)、問題解決能力(Problem-Solving)などのソフトスキルに加え、応募する職種に合わせて、プログラミング(Programming(Phython, Javascriptなど))、コンピュータースキル(MS Office, Google Suite, Web(WordPress, HTML, CSS)など)も書くようにしましょう。コツは募集要項(Job Description)をよく読んで、それに合わせて書くことです。

※ソフトスキル:個人の性格や行動に基づくスキル

※ハードルスキル:特定の業務や職種に関連する具体的な技術や知識

⑦英文添削

文法間違いやスペルミスは御法度!ChatGPTや、GrammarlyなどのAIツールを効果的に使って、間違いがないようにしましょう。また語学学校やカレッジなどに通っている場合は、先生が添削してくれる場合も多いので、相談してみましょう。

4. 返信率・書類通過率を上げるコツ

前述した通り、雇用主は一人ずつのレジュメを全てじっくり見ることはほぼないです。そのため返信率・書類通過率を上げるにはコツが必要です。以下でそのコツをいくつかご紹介します。

募集要項(Job Description)に合わせてレジュメをカスタマイズする

募集要項(Job Description)に合わせてレジュメをカスタマイズすることで、自分が募集しているポジションに合っている人材であることをアピールすることができます。まずは募集要項(Job Description)をじっくり読んで、雇用主が特に重視しているスキルや経験を見つけ、自分のスキルや経験と見比べて、キーワードを自分のレジュメにも反映させると効果的です。

カバーレターを一緒に送る

カバーレターとは一言で表すなら、「自己紹介レター」です。レジュメが事実を述べるものだとすれば、カバーレターは自分がそのポジションに相応しい理由を説明するものです。カバーレターはレジュメだけでは伝えきれないことを補足して、雇用主に強くアピールするための効果的なツールです。

ATS-Friendlyなレジュメを作成する

ATSとはApplicant Tracking Systemの略で、日本語では応募者追跡システムと訳され、応募者のレジュメや求人応募を管理、追跡し、候補者を選別できるシステムのことです。カナダではこのATSというシステムを使い、人の目でレジュメを見る前に、ATSを通してある程度候補者を選別して採用プロセスを効率化している企業が多いです。特にWebで応募する際には、ATSに対応したレジュメ作成(ATS-Friendlyなレジュメ)を作成することで書類通過率が上がります。

対策としては、募集要項(Job Description)に記載されているキーワードやフレーズを意識的に使ったり、情報を箇条書きにして簡潔に伝えたり、フォントをArialやTimes New Romanなどの標準的なものにするなどが挙げられます。

5. まとめ

いかがでしたか?カナダのレジュメは日本のレジュメとかなり違うので、難しそうと思うかもしれませんが、作成ステップとコツをしっかりと押さえて作成すれば大丈夫です!本記事をレジュメ作成、カナダで仕事探しにぜひ役立ててください。

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Waka

日本で約4年間働いた後にバンクーバーに渡航して、Coop留学でデジタルマーケティングを専攻しているWakaです。大学時代にはアメリカに1年間の交換留学経験もあり、今回は2回目の長期留学です。現在は学校に通いながら、日本とカナダでデジマを中心に多岐に渡るお仕事をしています。現地からの情報を沢山お届けします!

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