カナダの高校留学の仕組み

いま人気の、カナダの高校留学。でも、日本の高校との違いがわからなかったり、ちゃんと卒業できるかどうか不安と思われていらっしゃる方もいると思います。

カナダの高校の仕組みとは?

日本では、小学校が6年間、中学校が3年間、そして高校が3年間の、合計12年間ですね。カナダでも12年間であることに変わりはありませんが、小学校 (elementary school) が7年間、高校 (secondary school) が5年間で、合計12年間となります。

一部学区では小学校が5年間、中学校 (middle school) が3年間、高校が4年間で合計12年間のところもありますが、ほとんどのところは小学校7年と高校5年となります。 

リニア制・セメスター制の違いとは?

日本の高校は、クラスごとに学校が決めた授業を取ることになりますが、カナダでは自分で授業を選択して、自分の時間割を作ることになります。高校生なのに、なんだか大学生みたいですよね。

カナダの高校では、通常は1年間2学期で、8科目を勉強することとなります。この8教科の学び方も、学期制度の違いがあります。

キーワードは「リニア制」と「セメスター制」です。

リニア制は、1年間で8科目を並行して勉強していきます。

良い点としては、次の学年に進んだ場合でも、学ぶ内容に切れ目が無いため、学んだ内容を思い出すのに時間がかかってしまったということが無くなります。ただし、学年末テストは8科目一気に受けることとなります。

一方、セメスター制では1学期目と2学期目で、それぞれ4科目ずつとなります。つまり、授業スピードは2倍になりますが、各学期末のテストは4科目だけとなります。

どちらの方式でも良いことがありますが、カナダの高校の多くはリニア制を採用しています。

ただし、現在はコロナの影響で「2ヶ月で2科目」という、少しイレギュラーなスケジュールとなっています。

卒業に必要な単位とは?

いざカナダに留学に来てみたものの、高校卒業資格 (バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州ではドッグウッド = Dogwood Diplomaと呼ばれます) を取得するためには、どうしたら良いのでしょうか?

そのためには単位がとても大切。単位は大学生からではありません。日本の高校では単位を意識することは滅多に無いと思いますが、カナダの高校では単位をしっかり意識する必要が出てきます。

ブリティッシュコロンビア州では、このドッグウッドを取得するためには、1科目4単位で、合計80単位を取得する必要があります。

そして、日本人であれば、なんと日本語の授業、Japanese 10、11、12の3つの授業を取ったものと見なされて、12単位分が認定される可能性がとても高いのです。つまり、80引く12で、68単位を取得すれば卒業できることになります。加えて、例えばスポーツが優秀であれば、体育の授業の単位ももらえたりして、さらに卒業に必要な単位数が少なくなる可能性があります。

どうでしょうか? 難しいと思った高校留学も、意外とイケそうな感じがしてきませんか?

高校留学は、経験豊富なEnjoy Canadaに、ぜひご相談ください。

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Yusuke

2004年にUBCの語学留学を体験。 その後ランガラ・カレッジへ通い、日本の四年制大学へ編入する。日本で働くもバンクーバーの生活が恋しくなり、再びワーホリで戻る。働くうちに企業よりワークオファーをもらい移民! 日本、カナダでの就学経験も就労経験もある彼が手掛けるブログをお楽しみに!

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