ワーキングホリデー申請の方法
ワーホリとは?
ワーキングホリデー、略してワーホリはご存知ですか? カナダで1年間、旅行してもいいし、半年までなら語学学校に通ってもいいし、さらには雇用主の限定無し(ごく一部例外あり)で働ける夢のようなビザです。
ただし、誰でも申し込めるわけではなく、申し込む時点で18歳から30歳である必要があります。しかも一生に一回しか取得できません。(他国のワーホリ後にカナダのワーホリ、またその逆は可能です。)
厳密に言えば、カナダにおいては、International Experience Canada (IEC) というプログラムの中のひとつに、ワーキングホリデーというカテゴリが存在しています。ちなみに皆さん結構混乱しがちなのが、カナダ政府のサイトを見ても、あまりWorking Holidayという単語はたくさん使われておらず、International Experience Canadaという表記の方が多いことです。いざ情報を得ようと思って、よくわからないとなる原因はここにあるようです。
ちなみに皆さん「ワーキングホリデービザ」という言い方をされる方が多いですが、厳密に言えばそのようなビザは存在せず、International Experience Canadaというプログラムの中のWorking Holidayというカテゴリーにおいて「就労許可証 (Work Permit)」の申請をするということです。ビザはそもそも入国するための事前審査であって、日本人はビザ不要(その代わりのeTA)です。皆さんがよく学生ビザ、就労ビザなどと言うのは、厳密に言えば就学許可証や就労許可証であって、滞在と活動を許可するためのものです。
申し込んでみよう
申し込みは、全てインターネットで行われます。
アカウント作成
カナダ政府のこちらのサイトからGCKeyというアカウントを作成します。IDとパスワードはもちろんのこと、復旧用質問と答え、セキュリティ質問と答えをそれぞれ4つずつ設定しますので、絶対に忘れないようにしてください。
質問に答える
サイト内のApply to come to Canadaというところをクリックして、さらにInternational Experience Canada (IEC) と進んでいきます。
個人情報を入力したり、質問に答えていき、問題無ければ、ワーキングホリデーに申し込めますという案内が出ます。追加質問も出ますので答えていきます。
同意する
IECへの申請に同意して、画面上でサインをします。そして、アカウント作成時に設定したセキュリティ質問の答えを入力します。
招待を待つ
抽選されて、招待に選ばれたら、招待メールが届きます。招待が届くまでは、毎日必ず迷惑メールも含めてメールボックスをチェックして、アカウントにもログインしましょう。招待状が届いたら、10日以内に承認をします。「この先の手続きに進みます」という同意です。
就労許可証申請
招待メールの承認をしたら、20日以内に就労許可証の申請に移ります。(注意:招待の承認をした時点で、10日の期限は無くなり、同時に就労許可証の20日の申請期限が始まります。10 + 20で30日が期限ではないのでご注意ください。)
質問に答えて、必要書類をアップロードしていきます。政府指定書式のFamily Information Form(IMM5707)、レジュメ、証明写真(必ず白背景の3.5:4.5の比率)、パスポートをアップロードします。
支払い
IECへの参加費用156ドル、就労許可証の費用100ドル、バイオメトリクス(指紋登録)費用85ドルの、合計341ドルをクレジットカードで支払います。
バイオメトリクス
支払い後、バイオメトリクス(指紋登録)の案内が届きます。予約をして、会場にて指紋提供をしてください。会場は東京と大阪の2か所のみです。北海道に住んでいようが、どこかの離島に住んでいようが、必ず東京か大阪に行かなければいけませんので、遠方の方はご注意ください。
結果を待つ
バイオメトリクスを終えたら、特に問題なければ、あとは結果を待つだけとなります。許可通知が届いたら、記載されている期限内にカナダに向かいます。なお、カナダに行かずに期限が切れたとしても、許可通知が届いた時点でIECには参加したとみなされ、再度のワーホリ申請は一切できません。
追加書類
結果が出る前に追加書類を求められる場合があります。
学歴・職歴の間にあまりに空白期間が長いような場合などは、いつどこの国で何をしていたのか、再度書類提出を求められる場合があります。
特定の国に半年以上滞在した場合、その国の警察証明を求められる場合があります。オーストラリアの場合、特にその傾向が強いようです。特にクイーンズランド州またはビクトリア州に半年以上滞在した方は、無事故無違反履歴も追加で求められるようです。
また、一部の国への滞在歴がある方は、カナダ政府指定の病院にて健康診断を求められることがあります。現時点では東京に2軒、神戸に1軒の病院、合計で7名しか対応する医師がいませんのでご注意ください。
カナダ国内から申し込んだ場合
現時点でカナダに滞在している場合、就学許可証延長とか、PGWPでの就労許可証取得というような場合には、新しい許可証が届きます。しかし、ワーホリの場合には、絶対に許可通知の手紙が届きますので、それをワーホリの就労許可証に切り替えなくてはなりません。アメリカ陸路国境に行って折り返し(通称flagpolingと呼ばれます。ESTAと6米ドルをお忘れなく)、カナダの入国審査でワーホリの就労許可証を発行してもらうとか、一度日本やその他の国へ行き、カナダへ戻ってきた時に空港のイミグレーションオフィスで許可証を発行してもらうという方法があります。
やっぱり難しいかもと思う方は
申し込み方法を説明してみましたが、いかがでしょうか。手続きは全て英語もしくはフランス語で行われますので、やっぱり難しいと思われる方もいらっしゃいますよね。
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