COOP留学でデジタルマーケティングを学習する私の留学体験談
みなさん、こんにちは。
カナダのバンクーバーにある「Tamwood College」のデジタルマーケティングコースでコープ留学をしている、Michael(マイコー)です。
私は日本にいた時、「留学生」と聞くと行動力があり、人前で堂々と振る舞えるイメージがあり、
控えめな性格でこれまで大きい挑戦をしてこなかった自分からしたら雲の上の存在に聞こえました。
そんな私でも 前向きに自分の生き方を考えるきっかけとなった留学での体験談を伝えていきたいと思います。
渡航前
渡航前、留学するうえでの私の心境の変化、留学にどのように準備が必要だと考え、
行動していたのかお伝えします。
coop留学を決断した理由
私は小さい頃から海外にあまり興味がなく、ごく普通の生き方をしていました。
というのも、元々、英語ができたわけでもなく、大学2年生の時に就職活動を意識するようになって、英語の資格を取ることで有利に働く、そう考えて英語学習に注力するようになりました。
その結果、TOEICでは845点を取得でき、
就職活動では「英語力を活かして活躍できる会社」を軸に会社選びをし、
無事に内定を頂くことができました。
そこで、大学の卒業を控えていたなかで、
自分の中で何かモヤモヤを感じる日々を過ごしていました。
「本当に自分のしたい仕事が分からない」
「将来、挑戦しなかったことを後悔しないだろうか」
私は毎日、留学か就職の2択で迷っていました。
日本では、年功序列の風土がある会社が多く、海外勤務は基本的に35代後半の社員が担うことが多く、そうしたポジションは少ないということも知りました。
私は大学時代に学んだ英語をいつ実用化できるのかと考え、
このまま、挑戦せずに年を重ねる自分に不安を感じました。
そこで、失敗してもいいから、大学生という若いうちに挑戦しようと覚悟を決め、
内定を辞退して留学を決断しました。
留学前に準備したこと
私は、日本でTOEIC845点をしましたが、
あくまでリスニングとリーディングの能力を測るための試験であり、
「留学先で最重要であるスピーキングができるか」また、「デジタルマーケティングに関して素人なのに授業についていけるのか」といった不安を抱えていました。
そんな不安を払拭するためには、
とにかく日本にいるうちに必死に勉強するしかありません。
そこで私が留学前に準備したことを紹介します。
- 単語帳を作成
品詞ごと、会話表現など - オンライン英会話 1日1〜3時間
発音、会話など - 留学先で学習する内容を日本語で学ぶ
本、Youtubeなど - Twitterで情報収集
Twitterでは留学先での買い物、イベント、仕事の求人、シェアハウス探しなど
人脈を広げることで現地での生活に必要な情報収集に役立ちます。
渡航後
渡航後の学校内外の生活やcoop留学の落とし穴をお伝えしたいと思います。
coop留学の授業
私の学校のスケジュールはこちら!!
毎週月曜日〜木曜日
4時〜6時
6時〜7時 休憩
7時〜9時
・デジタルマーケティングの学習内容
- マーケティングの基礎(商品の販売戦略)
- 広告、SNS運用(Twitter、Instagram、Facebookなど)
- ウェブサイトの作成、サイト内の記事作成、SEO
・授業の雰囲気
1クラス 20〜30人
日本人比率:40〜50%
学生の国籍:韓国、タイ、スペイン、イタリア、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルーなど
基本的に、個人ワークとグループワークで課題を提出します。
月に2回、クラス全員の前でプレゼンテーションがあり
プレゼンに向けて3〜5人でグループを組み、ディスカッションする流れになります。
(初めは、大人数の前で英語を話すのはとにかく緊張しましたが、慣れました笑)
また、先生は英語の流暢さでは無く、
内容のみを評価するというスタンスだったので最低限の英語力があれば十分だと思います。
課題やプレゼンの資料はGoogleドキュメントやスライドを使って作成します。
(初めは社会人の方とのPCスキルに差を感じましたが、優しく教えてくださる方が多かったです。笑)
coop留学の仕事探し
coop留学では以下のようなアプリ・方法で仕事探しをすることになります。
- Indeed
- JPcanada
- 学校からの求人紹介
- ドロップオフ
(お店に直接、訪れて自分の履歴書を配る方法。時間と歩く手間はかかるが熱意が伝わりやすい)
ただ、カナダで留学生が仕事を探すのは極めて難しいと言えます。
難しい理由1 仕事経験が最重要
カナダでは仕事の応募者と会社の求めるポジションのマッチング度合いを重視します。
特定の分野での仕事経験を保有していることが、採用に繋がりやすいため、
自分のしたい仕事の経験を持っていない方にとっては難しいです。
難しい理由2 英語力のある外国人との競争
カナダでは多国籍の方々が集まり、就職活動の競争はかなり激しいです。
もちろん、英語で問題なくコミュニケーションの取れるネイティブの方々も仕事を探すため、英語力に自信のない方には不利だと言えます。
難しい理由3 専門知識の不足
Coop留学では、授業内で知識や用語の意味などを学ぶことができますが、
必ずしも、仕事で即戦力になれるほど、専門的、実用的だとは言えません。
(先生によって異なります)
仕事探しのためには、授業外で自主学習やボランティアなどに参加するなどの努力が必要だと言えます。
難しい理由4 勤務期間の短さ
coop留学の場合、滞在期間が限られているため、短期間働く人材よりも長期間働ける人材を会社は求める傾向があり、そうした会社に採用されるのは難しいです。
プライベートの時間の使い方
私のプライベートは「オンとオフの切り替え」を意識しています。
時間の使い方は人それぞれですが、自分の留学に来た目的を考えて
勉強7、遊び3という体感で過ごしています。
- 自主学習で行っていること
自宅でオンライン英会話
カフェで専門分野の勉強
自分でブログ、SNSを作成し、運営しています。
- 遊び
友人と世界の料理を食べに外食
海や山で自然を満喫
洋服などを探しにショッピング
留学先の醍醐味として友人を作ることがあると思いますが、
学校やシェアハウス以外にもたくさん人と触れ合える機会があります。
- Meetup
- バイト、ボランティアなどのコミュニティ
特にスポーツやハイキング、言語学習などのような趣味で繋がれるイベントが多く、
友人を作りやすいでしょう!!
帰国後の進路
私は日本の大学生なので、現在、留学先のカナダからオンラインで日本で就職活動に取り組んでいます。
私は留学経験から就職活動での会社探しのポイントを2つ決めています。
- 英語力を活かせる会社
(外資系企業、日系の海外展開に力を入れる会社) - IT企業
(留学先で学習したデジタルマーケティングまたは興味のあるシステムエンジニアなど)
カナダでのCoop留学の経験を経て日本で就職活動をしていた時よりも
しっかりと軸を持って就職活動をしていると実感しています。
(以前の就職活動では、何となく規模の大きい会社を志望していた自分が恥ずかしい笑)
また、「留学経験は就職活動に有利に働かない」という声をよく聞きますが、
私は半分本当で半分嘘だと思います。
なぜなら、留学をしたということではなく、
「留学先で何をしたのか」、「留学先でどう成長したのか」
ということが就職活動での評価の基準であるからです。
私は留学前に書類で落とされた会社に再度、応募して
上記の点を意識して自己アピールをした結果、
その会社から早期選考の誘いが来るなど、留学によって就職活動は有利に働いていると実感しています。
まとめ
留学では、自分の英語が通じない、聞き取れないといった英語力による悩みや
シェアハウスや仕事探しのストレスなど、日本では体験できない生活のストレスをたくさん経験しました。
それでも、私は留学をしたことを一切、後悔していません。
それは、留学前にYoutube、Twitter、ウェブサイトなどを利用して
「情報収集」を怠らなかったこと、
そして留学の良い面も悪い面も知った上で
自分で信念を持って決断することができたからです。
留学先での楽しい経験は一生の思い出になり、悔しい経験も自分を強くするために欠かせない人生の糧になるでしょう!!
皆さんには、留学での成功や失敗に捉われずに、
自分の経験値を上げ、芯の強い人間になれるように
積極的に挑戦してほしいと思います。