カナダのチップ制度 日本の新卒より稼げるチャンス?!

waitress, serving food, burger, drink

海外と日本のカスタマーサービスの違いの大きなポイント【チップ制度】!今回はカナダのチップ制度について、どんな時にどのくらいチップを払うのが適切なのか、そして働く側はどのくらい稼げるのか、などなど徹底解説していきます!!

そもそもチップ制度ってなに?

世界でもカスタマーサービスの良さで有名な日本では【チップ制度】は一般的ではありませんよね。そんな私たち日本人の中には、どうしてチップを払わなくてはいけないの?と感じる方も多いのではないでしょうか。なのでまず、チップ制度とは何なのかを説明します。【チップ】とは、商品やサービスの規定料金とは別にサービスを提供してくれた従業員の方への感謝を示すために渡すお金のことを指します。この制度は、サービス業の最低賃金が他の職種と比べて低いことから始まったとされています。(バンクーバーのあるBC州でも2021年5月まではサーバーなどの業種の最低賃金は他よりも低く設定されていました。)なので、お店のサービスがすごく良かった時に払うものというわけではなく、サービスを受けたことに対して払うお金になります。

サーバーとして働くとたくさん稼げる?!

サービス業で働く人たちのお給料は【最低時給+チップ】になります。お客様からいただいたチップをどのように従業員内で分割するかはお店によりけりなのですが、大体がその日のチップの合計をスタッフで分配する方法か、自分の担当したテーブルのチップの合計金額の何%かをもらえるシステムになっています。どのくらいのチップをもらえるかはそのレストランの忙しさや料理の値段、チップの分配方法などによって様々なので一概には言えませんが、私が働いたことのあるレストランでは、時給に換算すると約$8~$10くらいいただけました。つまり、私の収入は{ $15.20(最低時給)+ $8~$10 } × 働いた時間数 になるので、時給$23(約2000円)くらいになりました。マイナビのアンケートによると、日本の新卒社員の時給の平均は約1500円くらいだそうなので、バンクーバーでサーバーとして働く方がお給料の面では多く稼げるということになります!!

どのくらいチップを払えばいいの?

チップの適切な額というのは国によって変わってくるのですが、カナダの場合、合計金額の15%~18%に値する額のチップを払うのが一般的です。パーセンテージで言われると、毎回自分で計算しなくちゃいけないの?って思うかと思いますが、キャッシュレスでの支払いが一般的なカナダではカードで支払うことが多いので、カードマシーンに記載されているパーセンテージを選ぶだけで適当な額のチップを払うことができます。現金で支払いたいときには、自分で計算をして合計金額にチップを加えて払い、お釣りはいらないと伝えるか、合計金額よりも多めに支払い店員さんが持って来てくれたお釣りからチップ分をテーブルに残して帰る方法があります。

チップを多く稼げるのはどんなレストラン?

  • お客さんが多い人気店
  • 商品の価格設定が高め
  • アルコールを提供している
  • 回転率が高い

より多くのチップを稼げるレストランの特徴は上記に書いたとおりです。ぜひ、仕事探しをする際の参考にしてみてください!!

まとめ

チップ制度に慣れるまでは、合計金額に加えてチップを払うことに対して心苦しくなるかと思いますが、郷に入っては郷に従えというように、カナダではそれが文化としてあるので、きちんと支払うようにしましょう!また、現地で稼げる仕事をしたいと思っている方はぜひ飲食店で働いてみてください!!今回も最後までご清覧いただきありがとうございました。

Hiyori

日本で高校を卒業後、バンクーバーへ渡航し現地のカレッジに通う現役大学生。バンクーバーに来るなり街並みや雰囲気に惚れ込み、現在永住権取得を目標にデジタルマーケティングを勉強中。海外進学経験者としてバンクーバー留学のリアルな情報をお届けします!

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