公立と私立カレッジの違いを徹底解説!
みなさんは公立カレッジと私立カレッジの違いを知っていますか?
「う~ん、公立はポスグラが取れて、私立は取れないところ?」はい、ほぼ正解ですが、私立でも取れる学校もあります。
「私立は高くて公立は安い?」ブブー!日本と違ってカナダは逆です。ただ、そこまで極端に私立の方が安いというわけでもありません。
それでは、さっそく違いを見てみましょう。
【公立カレッジ】
◆プログラム
公立は上げたらキリがないほどたくさんあります。
- Business
- Accounting
- Hospitality
- Finance
- Social Work
- Nursing (Health care)
- Computer Science
- Legal Study
- Biology
- Psychology
などなど書き切れません。バンクーバーの大きな公立カレッジだと多いところで90個ぐらいのプログラムがあり、その中でもCertificate, Diploma, Post-Degree Diploma (PDD), Post-Baccalaureate Diploma (PBD), Bachelor Degreeなど、色々な種類のクレデンシャルがあります。
有名どころの公立カレッジはこちら ↓ ↓ ↓
- Douglas College https://www.douglascollege.ca/programs
- Langara College https://langara.ca/programs-and-courses/index.html
- Capilano University https://www.capilanou.ca/programs–courses/search–select/find-a-program-or-course/
- BCIT https://www.bcit.ca/study/
- VCC https://www.vcc.ca/programscourses/
◆必要な英語力
- 通常IELTS6.5(No band less than 6.0 *全ての技能が6.0を下回ってはいけない
- Duolingo 110~120:今はコロナの影響で、会場でIELTSを受けられなくなったため、というテスト結果も受け付けている学校が多いです。(現時点では2022年の春入学まで)
- 語学学校のPathwayコースから行く:カレッジのプログラムに必要なレベルを修了すれば、英語テストの結果なしでカレッジに入れます。
*Duolingoについて
料金もUSD49.00 (日本円で約4,300円)で、オンラインで1時間くらいで受けられるテストです。さらに結果も48時間以内に分かります。IELTSよりも点数が取りやすいとおっしゃる方が多いです。Duolingoのサイトはコチラ→ https://englishtest.duolingo.com/
◆セメスター(学期)、1コースの長さ、入学時期
公立カレッジは通常、1年に3セメスター(1、5、9月スタート)あり、1つのセメスターが約3か月+テスト期間2週間となります。その後2週間のブレイク期間があり、翌月から次のセメスターが始まるといった形式がほとんどです。
したがって、入学もプログラムにより、冬(1月)、夏(5月)、秋の(9月)のどれか1回または2回、または全てと最高で年に3回までです。
◆アルバイトをできる時間
授業のあるセメスター中は、週20時間まで働くことができます。これは私立も同じですが、違いとして公立は通常1セメスター分夏休みが取ることができて、その間はフルタイム(週40時間)働くことが出来ます。(*プログラムの長さや種類によって異なることがあります)またセメスターとセメスターの間の2週間のブレイクもフルタイムOKです。これは政府のサイトに載っている”Regularly Scheduled Break”と言って、もともとスケジュールされている休み期間にフルタイムが許容されています。
政府のサイトご参考
◆料金
プログラムにより多少の違いはあれど、だいたい1年で$18,000くらい(*International Student料金)が平均です。ここにUnion feeや交通費、Student Activity費など諸々の費用が加わり、教科書代は別途です。
*ちなみにこの交通費、BC州のU-PassというTranslinkのシステムに加入している学校の生徒は一律40~50ドルほどでMonthly Passを購入でき、1~3 Zone全て & シーバス、West Coast Expressまで利用ができどこへでも行けちゃいます。
◆授業の様子、スピード
よく、日本と違って海外の大学は入ってからが大変・・・と言われていますが、本当に大変です。英語ができることは当たり前で、その上でリサーチ、レポート提出、プレゼンテーション、グループワークなどがしょっちゅうあります。一週間に一回、通常3時間のクラスですが、出席していれば単位が取れるものではありません。先生によって多少スピ-ドや難易度、宿題量は違いますが、クラス以外のかなりの時間を宿題や授業の準備に使う事になります。
コツとしては、ちょっとずる賢いですが、同じ授業が先生違いで何個かあれば、評判の良い先生を選ぶ(先生のレビューやRatingを見れるサイトはコチラ https://www.ratemyprofessors.com/)、グループワークをする場合、メンバーになる人を選ぶ(英語がネイティブの人や、積極的・協力的に取り組んでくれる人)などは効果的です。
ただし、もし選べなかった場合は、そういう先生や仲間ともうまくやっていくにはどうしたらよいか、考える力もつきますし、これが社会に出てから役立つこともあります。カレッジではこんなことが当たり前なので、がんばりましょう。
【私立カレッジ】
私立カレッジは大きく分けて、DiplomaやCertificateまたCo-opプログラムは有名ですね。
◆プログラム
私立のプログラムで代表的なのは、Business系, Communication, Customer Service, Tourism, Hospitality, Digital Marketing, Sales & Marketing, Trading, Early Child Careなどが人気のプログラムです。その他にも各種デザイン系や、メイク/スパ、ヘルスケア、フライトアテンダント、英語を教えるTESOLなど、公立ほどではなくともたくさんのプログラムがありますので、やりたいことがある方はぜひエンジョイカナダにご相談くださいね。
◆必要英語力
大抵の私立カレッジは目安として、IELTS5.5~6.6などと書いてありますが、公立カレッジと違って厳格にその公式テストスコアを提出しなければ入れないというわけではありません。もちろん、あれば一発で合格ですし、学校の無料オンライン入学テストを受け、一定スコア(半分くらい)が取れれば入学が可能なことが多いです。もし足りない場合は、付属の語学学校で〇週間がんばりましょう、など条件付きで入学できることもあります。
◆セメスター(学期)と長さ、入学時期
私立は学校によって変わることもありますが、通常1つのコースが1ヵ月で終了し、翌月から新しいコースが始まります。その為入学も、公立は年に3回までであることに対し、私立はほぼ毎月入学が可能です。
◆アルバイトができる時間
公立カレッジと似ており、通常のコースの期間は学校で勉強しながら週20時間までパートタイムで働くことができます。公立と違う所は、”Regularly Scheduled break”が短いことです。クリスマス休暇や、コースとコースの間の1週間の休み期間のみ、フルタイムで働くことができます。残念ながら私立は公立のような3か月の夏休みはありません。
Co-op付きのプログラムを取った場合には、座学期間は週20時間、後半のCo-op期間はフルタイムで働くことができます。
◆料金
24週間(約半年)で5,000ドル~9,000ドル程度、
48週間(約1年)で8,000ドル~10,000ドル程度、
65週間(約1年半)で27,000ドル
などなど、これは一例ですが、私立はプログラムの種類や資格が取れるか取れないかなどで、料金が幅広く変わってきます。ただ単に期間と料金だけで選ぶのではなく、ご自身の目的に合ったプランと料金を比較して選ぶと良いですね。
目的の例としては、
・大学卒業後の就職に有利にする為に就業経験を積みたい(その中でもCo-opまたは職業訓練校があります)
・将来のやりたい事があり、そのために役立つ勉強をしたい
・目指している公立カレッジに行くために英語力を伸ばす為の時間稼ぎ
・就職の為のきちんとした資格が取りたい
・バンクーバーにもう少し居たいが、バイトもしながら過ごしたい、など。
ただバンクーバーでもう少し過ごしたい、繋ぎ期間に使うなどでしたら、資格を取る必要のない学校を選んでも良いですし、多少高くても資格を取れるコースを受講するなど、目的別で賢い選択をしましょう。エンジョイカナダのスタッフがお手伝いします!
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◆授業の様子、スピード
私立は本当に学校やプログラム、目的によって様々ですので一概には言えませんが、公立カレッジよりは厳しくないと言われていますね。公立カレッジとの英語力の基準にも差が出ていると思います。(公立はそれだけついて行くのが大変ということです・・・)
詳しくは、様々な学校のプログラムを勉強している人たちに聞くのがいちばん!ということで、エンジョイカナダの生徒さんに学校の様子をインタビューしていますので、ブログをチェックしてくださいね。Instagramも登録しておくと、最新の情報がチェックできます!