カナダで働きたい向け必見!LMIAとは?|カナダ留学

LMIAとは?

海外で働いてみたい!カナダで働き続けたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?

LMIA(正式名称:Labour Market Impact Assessment)とは、企業が外国人労働者を雇うために政府の審査を受け、政府から「外国人を雇用してもいいよ」と、許可を得ることを言います。

なぜなら、カナダ政府としては、まずはカナダ人と永住権保持者の雇用を優先させなければならず、本当にその仕事はその外国人でないとダメなのかを判断するために必要なのです。

そのため、外国人がどれだけ企業やカナダに貢献できるのか、企業自体もカナダの経済に貢献できる存在であるかということも重要なポイントとなります。

LMIAはあくまで審査の名称であって、就労許可証ではないので、注意してくださいね。

実際、カナダでは人材不足が深刻であるため、業種・業界によってはLMIAを出してくれる企業もあり、私の友達もLMIAをもらってカナダでお仕事をしている方は多くいますが、LMIAを申請するためには費用もかかってくるため、企業側はそう簡単にはLMIAを出してはくれません。

そのため、企業側からスキルを認められ、「この子にうちの会社で働いてほしい!」と思ってもらうことがLMIAをもらうためには不可欠なのです。

LMIAの種類

LMIAは以下の3つの種類に分かれています。

  • 低所得者向けのLMIA
  • 高所得者向けのLMIA
  • Dual Intent LMIA

低所得者向けのLMIA

低所得者向けのLMIAと高所得者向けのLMIAは、ジョブオファー時の時給額によって分けられます。

ジョブオファー時の時給が州の平均時給を下回る場合は低所得者向けの LMIAに分類されます。

低賃金LMIA を申請する場合、雇用主は申請数に上限が課せられ、基本的には全従業員数の10%以下にする必要があるため、多くの従業員に対してLMIA申請をすることはできません。

高所得者向けのLMIA

ジョブオファー時の時給が州の平均時給を上回る場合は高所得者向けの LMIAに分類されます。

高所得者向けのLMIAには申請数の上限はないですが、将来的に雇用している外国人がカナダの雇用へ移行する計画を提出する必要があります。

Dual Intent LMIA

こちらは、就労ビザと移民申請(永住権)の両方を目的とします。

Dual Intent LMIAによる申請の場合、ジョブオファー時の時給額に関わらず、申請数の上限は適用されず、さらに、カナダの雇用へ移行する計画を提出する必要がないため、おすすめの申請方法の1つです。

スポンサーが見つかったら

スポンサー(企業)が見つかったら、大きく分けて2つのステップがあります。

ステップ1:LMIAの申請

雇用主が出した仕事のオファーが正当なものかどうか承認をもらうために、審査が必要となります。

  • ジョブオファーの審査
  • 企業の事業規模についての審査
  • カナダ人や永住権保持者を雇おうとした求人広告

このようなことが審査されます。

最後の求人広告がなぜ審査されるかというと、要するに、最初から外国人を雇用する目的で広告を出していないかどうかの証明ということです。

これらの審査に通ると、雇用主への電話インタビューにて申請内容や仕事内容の確認等が行われ、全ての審査に通れば、LMIAの承認レターが届きます。

ステップ2:就労許可証の申請

ステップ1でLMIAの審査に合格した段階では、まだ審査に合格しただけです。自動的に就労許可証がもらえるわけではありませんので、ここで就労許可証を申請します。

そして就労許可証が届けば、ようやく合法的に働けるようになります。

日本人がLMIAの審査をパスしやすい職種

1. 日本食シェフ・日本食レストランマネージャー・・・やはりこれらは、日本人だからこそできるという部分が大きいので、就労許可につながりやすいです。

2. 美容師・・・バンクーバーには日本人が勤務する美容院が多いことにお気付きでしょうか?日本人美容師は技術力がとても高く重宝されるので、こちらもかなり有利です。

最後に

LMIA申請は、人それぞれ必要書類なども変わってくる上、手続きもとても複雑です。ルールや書類などの変更も予告なく頻繁にあるため、間違った古い情報を元に申請してしまうと審査が通りません。

正確な情報で正確な手続きが必要になってきますので、LMIAを考えている方、もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらからプロフェッショナルのEnjoy Canadaにお問い合わせください(^^)

Yukina Tsuchiya

日本で社会人として9年間勤務した後、海外に拠点を移すためにカナダに渡航し、現在Coop留学をしながら現地企業で働いています。 カナダの学校や仕事、生活環境など、日本とは違う現地のリアルな情報をたくさんお伝えしていきます!

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